女性活躍推進法は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の略称で、2015年8月に成立し、2019年5月に改正された法律です。女性が個性や能力を十分発揮しながら働ける環境を実現するために制定されました。
この法律は、101人以上の事業主が対象で、事業主は、社内の女性の労働状況を把握し、改善点があれば改善を図るように求められています。また、社内で女性が活躍できるための目標を設定し、行動計画を作り公表しなければなりません。女性の採用比率・管理職比率等も公表しなければならないことになっています。
改正後、301人以上の企業は、男女の賃金の差異に関する情報を公開することが必要となりました。また、認定制度が設けられ、優良企業は、えるぼし認定の認定マークを受けることができ、広告や求人票、名刺などに認定マークを表示することができます。
女性活躍推進法の制定によって、労働力不足を解消され、育児や介護のため働けない女性が、職場に復帰できるようになることが期待されています。また、再就職したものの非正規雇用者となって、能力を十分発揮できないといった状態を正すことも目的としています。
えるぼし認定を受けている会社の1つにサイバードがあります。同社では、女性が、結婚・出産後も働くことができるように、退職率を5%以上下げることに努め、在宅勤務やフレックスタイムなども活用し、女性が働きやすい職場を作っています。
シーエスラボでは、女性管理職の割合を20%以上にすることに努め、リーダー育成研修を行ったり、状況に合わせて柔軟な働き方ができるように改善してきました。